・主人の書斎兼金庫室。その為、主屋、書院、新座敷の全体を見るとほぼ中心に位置し、外部から侵入しにくい場所になっています。
・入口は鍵付きの二重扉。板戸を閉めてしまえば一見、壁の延長にも見え、防犯上の工夫が施されています。
・入口近くにある、「鼠戸」と呼ばれる開閉できる小さな戸は、書類の受け渡し口として使用されたと伝えられています。
・棚の一部は、ナンドとブツマ、両方の部屋から開けられる仕組み。両方の扉を開ければ、式台から前庭までが見通せる造りとなっています。
・ナンド東側には、廊下を隔てて先代の寝室があり、防犯上の理由から窓には鉄格子がはめられています。