施設案内

施設入口■主な特徴
江戸末期から明治初期にかけ継続的に建設された主屋、書院をはじめ附属屋に至る一連の建物群が、庭園や庭井戸などの工作物、屋敷林や庭園を含め、良い状態で残された貴重な建造物です。
平成22年には、敷地内の8棟(主屋、書院、新座敷、向蔵、新蔵、道具蔵、長屋門、西門)が国重要文化財に指定されています。

■概要
・敷地面積6,518坪(21,511㎡)という広大な土地に、建築面積330坪(1,178㎡)の邸宅が建っています。
平成16年、屋敷地と屋敷地前面の芝生地、斜面緑地の2.2haが柏市に寄贈されました。
その後、柏市では建造物調査を経て修復、補強などの整備事業がが行なわれました。

 

銅版画

吉田家とは

花野井の吉田家は、家伝によれば一族の祖は平安時代の当地域の領主であった相馬氏一門に連なるもので、現在43代目と言われていますが、実際に歴史に登場するのは江戸時代以降になります。
江戸時代の古文書には、吉田家は主に農業を営みながら名主として栄えたと記載されており、幕府や領主の命に従い村内の諸事全般を取り仕切っていたことが分かります。
江戸時代中期頃からは金融や穀物売買等の事業を開始し、地域の特産となる醤油醸造業も手がけるようになりました。また、文政9年(1826)には、関東4か所にある幕府直轄の 牧の一つ「小金牧」の目付け牧士(補足)に任命され、以降4代にわたり牧の管理に関わりました。
明治から昭和にかけてはその財力を活かし事業家として活動しますが、これだけにとどまらず、登山やスキーなどスポーツの振興に尽くしました。現在でも、自然環境の保全や スポーツの振興に尽力されています。

(補足) 牧士(もくし)・・士分格の役職。世襲で代々勤め、苗字帯刀、乗馬、鉄砲所持が認められました。